Gibson Les Paul Standard

こちらは Gibson Les Paul Standard 。
ハニー・バースト・フィニッシュの1999年製です。

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1959年当時のレス・ポールの姿を復刻した
現代のレス・ポール・スタンダード。

このモデルに強い憧れを持つ人は多いはずです。

この世に誕生して50年もの年月が経過しても
今だ憧れのモデルとしてあり続けるとは実に素晴らしいですね。

今回のこのハニー・バースト。

学校の教員試験に合格したら自分へのご褒美にしたい。というお話で、
結果が出るまでにオーバーホールを仕上げておくことになりました。

そして見事合格!

ということで、このレス・ポールは今後学校でも活躍することになるでしょう。
たくさんの生徒さんたちがかっこいい先生の姿を見て、
ギターを始めるかもしれません。
また学校の先生を目指すかもしれません。

素晴らしいことですね!






こちらは Tokai LS-60 1979年です。

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国産のレス・ポールだって負けていません。
これはトーカイの最初期の仕様のモデル。

ヘッドに 「Les Paul」 の文字を堂々と入れたけど、
発売後にさすがにこれはマズいんじゃないか!
ということですぐに無くなってしまった幻の

 レス・ポール・リボーン

ジャパン・ヴィンテージ・ファンにはたまらない逸品です。

さすがに素晴らしい完成度のギターです。

コレはデッドストックじゃないのか?
と思うほどきれいに仕上がりました。

この時代のギターは本当にオーバーホールのし甲斐があります。
やればちゃんと応えてくれるのです。

それだけスゴい実力を本来持っているということです。
私はそれを出来るだけ引き出すのが仕事です。







こちらは Martin OOO-X1 2010年。

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こちらは日本全国をギター1本持って旅をして、
観る人に感動を与え続けておられる 「奇跡のおっさん」 こと
今西太一さんのギター。

実は太一さんは私の大学の軽音楽部の先輩でもあり、
私がまだ18歳、19歳とかそんな若い学生時代からよく可愛がって下さった
音楽の世界の大先輩です。

この Martin はギターを始めたもののすぐに飽きてやめてしまったという理由で
ほとんど弾かれることもなく、若い方が手放されたギターです。
引っ越されるタイミングに処分してしまおうとお呼びがかかりました。
夜に車で引き取りに行ったのをよく覚えています。

それが今や太一さんの手によって全国の人々に感動を届けている
ギターになりました。

何て素晴らしいことなんだろう!
このギターもギターとして生まれてきて本当に喜んでいるでしょう。

今回はピックアップの取り付けで電気系アッセンブリ工事。
2種類のピックアップをすぐに取替えできるよう工夫してみました。

ブリッジの裏側に電導塗料を塗ってアース処理もしましたので完璧です。

太一さんはこのギターを長崎から京都に帰って来る帰り道に持って来られて、
仕上がって持って帰られた翌日には東北へ旅立たれました。

いつまでもお元気で頑張って下さい!







こちらは Fernandes FST-70 1976年。

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このラージヘッドにはゴテゴテとCBSロゴ風の感じで
Fernandes の文字が書かれてあって、

 通称 フェンダーナンデス

なんて呼ばれていたりします。

しかしながら、なかなかバカにはできないギターで、
70年代の国産だけに良い材が普通に使われています。

ボディのネック・ポケットが深いので
弦とボディとの距離が近いのが特徴だったりします。

さすがにコピー度が高くてバラして細かいところを見れば見るほど
ドンズバで嬉しくなってきます。

こういうギター。まだまだ現役で頑張って欲しいです。
フレットは多めに削りましたがバッチリ仕上がりました!






こちらは Epiphone Coronet 2000年頃。

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アーチトップが得意なエピフォンもソリッド・ギターを出しています。
紫のメタリックがワイルドなアメリカンなスタイルのこのコロネットも
エピフォンならではの面白さがあります。

フェンダーのような6連ペグながら
ギブソンのような角度の付いたヘッド。

ピックアップは純正でビル・ローレンス社製をマウント。
トーンを引くとハムバッカーをシングルに切り替えるタップ・スイッチも搭載。

決して高級なモデルではありませんが、
バラしてみるとよく弾き込まれてきたことが分かります。
フレットの消耗も激しく、ネックの塗装もかなり薄くなっていました。

いずれ手を入れてデビューさせるつもりではありましたが、
くたびれ具合から仕上げるにはかなりの時間を要することが分かっていましたので
ずっと後回しにされていたのですが・・・。

先日、うちにやって来てくれた若いお客さん。
こんな若い人がうちに来るなんて珍しいと思って声を掛けると
何と新潟から来たと話してくれました。

彼は数年前に中学の修学旅行で京都に来た時にたまたまうちの前を通って
寄ってくれたそうで、その時を思い出して遥々来たと言ってくれました。

何と嬉しいことでしょう!

その彼の目に止まったのがこのコロネット。

時間をかけて丁寧にオーバーホールしてピッカピカに甦りました。
きっと遠く新潟の地で永く可愛がってもらえることでしょう!






こちらは Gibson ES-175D 1970年。

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ナット裏にはまだボリュートが無いマホガニー3ピースネック。
しかしヘッド裏には MADE IN USA の刻印があります。

これは1970年に入ってすぐぐらいに製作されたモデルと思われます。

しかしいい感じにサンバーストの赤みが褪色していて
トップ側はもはやサンバーストには見えないぐらいです。

しかしながら明らかにアーチトップが片側に下がり気味。
半分トップ落ち状態です。

ピックアップを外してトップ裏のブレーシングにスクレーパーを突っ込むと
やはり剥がれている部分があって隙間が開いています。
このまま放置してテンションの高いフラットワウンド弦なんか張ると
ますますトップが落ち込んで大変なことになってしまいます。

今のうちにしっかりと再接着してやればまだまだちゃんと使えます。
という訳で接着が固まるまでしばらくはこの状態で固定です。

これもオーバーホールが仕上がるまでの道のりは遠く、
まさしくやりがいのある1本ですが、だからこそ楽しみな1本です。

いずれ華々しくデビューさせますので乞うご期待!



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