アライ・ダイアモンド

こちらはギブソンの EB-1モデル Arai Diamond 1420 1960年代です。
まだアリアがビザールだった時代です。

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グレコ、トーカイ、フェルナンデスに並び国産四天王に数えられる

 アリア


アリアは荒井貿易のブランドで、
日本の楽器ブランドでは大変古い歴史を持っています。

1975年に登場した 「Aria Pro II」 からはご存知の方も多いと思いますが、
荒井貿易は1950年代からありますから
アリア・プロII にたどり着くまでには数々の時代の波を乗り越えてきています。

いわゆる 「ビザール」 な時代です。

エレキギターに着手されたのは1963年だそうで、
製作は長野県松本市にあった 「マツモク工業」 です。

マツモク工業は昔あった足でこぐミシンのテーブルを作っていた工場だった
そうですが、60年代に入ってミシンの需要が急激に減って売れない時代になり、
困っていたところに後のグレコやフェンダー・ジャパンの製作を担当した
富士弦楽器と1962年に提携して、
得意の木工技術を活かしてギターの製作を始めました。

最初は富士弦楽器の下請け的な役割だったそうですが、
マツモクで独自に製品化したものを荒井貿易が売り出してアリアが誕生しました。

荒井貿易の他にもレコード会社のコロンビアとかビクターが出していたギターの
製作もされていました。
(今ではこれらのギターも知る人は少ないかも。)

当時のアリアは松岡良治氏が製作するクラシックギターと
マツモクで作るソリッド・ギター(ビザール)の輸出がメインだったそうですが、
ソリッドの売れ行きが悪くなってくると、すぐにセミアコ・タイプの製作に切り替え。

当時の日本のギターと言えば、
ピックギターやフルアコのようなもの?はありましたが、
いわゆる335タイプのようなシンライン・ボディのギターはほとんど無く、
そこに目を付けられました。

そうして1966年頃に売り出されたのが 「アリア・ダイアモンド」 ブランドです。

しかしアリア・ダイアモンドは商標の問題が浮上したために
すぐに 「アライ・ダイアモンド」 に改名されました。

 やっと、ここまで来た・・・。

・・・で登場したのが今回の 「1420」!
バイオリン・シェイプのギブソン EB-1モデルです。

このベースは大変レアです!
まず、ギブソンの 「EB-1」 自体知っている方は非常に少ないでしょう。

ギブソンのベース。と言えば、
クリームのジャック・ブルースが愛用していたSGシェイプの「EB-0/EB-3」か、
335のベース版である 「EB-2」。
ファイアーバードのベース版とも言えるサンダーバード。
あとはレス・ポール・スタイルのベースか、
後のリッパーやグラバーが思い浮かびますが、
「EB-1」 を言い出す人はかなりの通か変人でしょう。

ギブソンの 「EB-1」 はギブソンの初めてのソリッド・ベースで、
まさにこのアライ・ダイアモンドのような顔をしています。

バイオリンみたいなデザインで、
ボディ下に長い棒を取り付けてチェロのように立てて弾くことができました。

ギブソンのベースについては以前書いたことがあります。
気が向けば読んでみて下さい。
http://www.lightnin.jp/mameVol14.htm


こんな超マニアックなモデルに目を付けてコピーしてしまう
アライ・ダイアモンドの根性にはもはや尊敬の念さえ感じます!

スゴいと思いませんか!みなさん!

 そんなん、知らんがな・・・。


ミシン・テーブルを作っていたマツモクさん。
当時、高級志向でミシンを設置するところの周りに成形合板でアーチを付ける
機械を導入されていたそうで、
それがそのままセミアコ・タイプの合板を成形するのに使えたそうです。

これが無かったらアライ・ダイアモンドは生まれなかったかもしれませんね。


今回の 「1420」。
フル・レストアに約3日費やし、なかなかやりがいのあるモデルでしたが、
弾き心地も意外に(?)良く、いい感じです!





こちらは Bacchus BST-SRV 'Charley' です。
リップ・スティック・ピックアップを搭載したスティーヴィー・レイ・ヴォーン・モデル。

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白人ながらテキサス・ブルースを継承・発展させた
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのストラトと言えば・・・

サンバーストで黒いピックガードに白いピックアップと白いノブ。

シンクロナイズド・トレモロは左利き用のものが使われていて
アーム・バーが反対向きの左側から出てる。

ステージで引っ張り回すので塗装はハゲハゲ。

これは1963年製のフェンダー・ストラトキャスターを改造したもので、
通称 「ナンバーワン」 と呼ばれています。

やはりこのナンバーワンを思い出すのですが、
他にもたくさんのギターを愛用していました。

シャーベルのネックを付けた 「レニー」 なんかも有名です。


今回の リップ・スティック・ピックアップを搭載したモデルは

 通称 「Charley」

と呼ばれています。

これも知る人ぞ知るモデルですが、
テキサスのギター・ショップ 「Charley's Guitar Shop」 のチャーリー・ワーツ氏が
製作したモデルで、

ダンエレクトロ社のリップスティックピックアップのコイルを巻き直した
シングルコイルピックアップをマウント。
コントロールノブがボリュームとトーンのみ。
トレモロの無いハードテール仕様などが特徴のモデルで
当時は 「E-flat Model」 と呼ばれていました。


後にフェンダー・カスタムショップが同じ仕様のギターを製作しましたが、
Charley's Guitar Shop からのクレームにより生産を取り止めたそうです。

今ではレイ・ヴォーンもギターを作ったチャーリー氏もこの世を去ってしまいましたので
通称 「チャーリー」 としてモデルが存在しています。

基本はストラトキャスターの顔をしているものの、
サウンドが気になるところですよね。

しかしながらそれはこのモデルを手にした人にしか知り得ないのです!

下のスティーヴィー・レイーヴォーンの演奏をお聴き下さい!





こちらは Taylor 455。
テイラーのノン・カッタウェイ・ジャンボ 「415」 の12弦バージョン。

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テイラーのモデルは基本的には型番の数字が大きいほど高級です。

「400シリーズ」 は シトカ・スプルーストップ、オバンコールサイド&バック、
トロピカル・アメリカン・マホガニーネック、
エボニー指板採用が特徴です。

ボディ・シェイプは色々ありますが、この 「455」 は最も大きいと思います。
ギブソンで言うと J-200 ですね。

この 「455」 はもう生産終了になってしまっていて
今はピックアップ付きだけになっているようです。

発売時は約40万円ほどのモデルですから、
さすがに上質な材が単板で使われていて、凄まじいボリュームで鳴ります。

大きいボディなのに持つと軽くて 「えっ?」 と思ってしまいます。

こんな薄い材で構成されたギターなのに12弦の張力によく耐えられるなぁ。
と思いますが、そこがテイラーのスゴさなのでしょうね。


しかし、12弦のギターって近頃なかなか見ないですね。
昔はヤマハのFGやモーリス、アリアなんかにもたくさんあったのに。
ニーズが少なくなってしまったのでしょうか・・・。

まあ、チューニングの面倒臭さと、ガチゴチの超硬いテンションの弾きにくさも
原因かもしれませんが、この色気のあるサウンドは12弦しか出せません。

今回の 455 はさすがに弾き心地も良いです。






こちらは Epiphone Riviera 1996年製。
通常サイズのハムバッカーをマウントしたセミアコ。

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最近、リヴィエラの入荷が続いていましたが、
珍しい日本製のストップ・バー仕様ばかりでした。

今回はノッポとチビのブランコ・テールピースを持つ本来のエピフォンのスタイル。

ギブソン・メイド時代にデビューしたリヴィエラはミニ・ハム仕様でしたが、
このモデルは通常サイズのハムバッカーを搭載したコリア・メイド期のモデルです。

この時期のリヴィエラもなかなかパワフルな音圧のあるサウンドで私は好きです。
クリーン・トーンのクオリティも悪くありません。

同時期90年代のアリア・プロII と同じ、韓国のサミックの工場で製作されたモデルです。


今思えば私も初めて買ったギターはこれのナチュラル・バージョンでした。
アンプも持っていませんでしたが、生でもよく鳴るので毎日よく弾いたものです。

大事にずっと持っていましたが、
ライトニンを始めた当時に最初に売りました。

今もどこかで元気にしてくれてるといいなあ。

今回のリヴィエラも愛情込めて磨きあげました。
もうまるで新品のようになりました!




今回は 「チャーリー」 を弾くスティーヴィー・レイ・ヴォーンです。





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START 19:30 チャージ ¥2,500

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電話&FAX:075-862-1225

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HAL'S BLUES BAND,
MASA, 後藤裕子, 仲田耕実, 団篤史, 篠原裕,
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(松尾雅蕉, 岡本健一, 大岩雅典, 村田博之, 栗田寛人)


よろしくお願いします!


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