ブラック・ビューティー

こちらはギブソン・カスタム・ショップの 「Les Paul Custom」。
ブラック・ビューティーの異名を持つ高級モデルです。

画像















「レス・ポール・カスタム」 はレス・ポール・シリーズの最高級モデルとして
1954年にデビューしました。

フェンダーのストラトキャスターと同い年生まれです。

まだレス・ポールがゴールド・トップしかなかった時に
この真っ黒な姿のソリッドギターはとても斬新だったでしょう。

何と言っても装飾がとても豪華で、
ヘッドストックにはシリーズの最高級モデルの証である
「ダイアモンド・スピリット・インレイ」 が輝いています。

これはフルアコなら スーパー400。
セミアコなら ES-355 でしか見ることができない王様の証です。

エボニー(黒檀)材の指板のポジション・マークは
大型のブロック・インレイ。

ヘッド周囲からボディ周囲には巻きに巻いた7プライのバインディング。

ハードウェアはもちろんゴールド。

当時、「豪華」 というテーマに考えられるだけのあらゆるものを施したような。

贅沢に使われたマザー・オブ・パール(白蝶貝)のインレイは本当に美しいです。

57年にハムバッカーが載せられたけれども、61年には生産ストップ。
レス・ポールからSGの時代が来てしまった。

しかし、レス・ポール・カスタムは68年に7年のブランクを経て復活!

レス・ポール・スタンダードの復活は76年とだいぶ遅かったので
実質は「レス・ポール=カスタム」だったようです。

しかし、しかし、一見は黒塗りなので分かりませんが、
この60年代以降の再生産モデルはボディ・トップがメイプル材なのであります。

元祖レス・ポール・カスタムである1954年~61年生まれのモデルは
オール・マホガニーだったことが大きな特徴ですから、
何か嫌な気もしなくはないのですが、
新しい時代のレス・ポール・カスタムは 「黒」 に決まっている訳ではなく、
チェリー・サンバーストやらナチュラルやら色んなカラーが増えましたから
やはりメイプル材の方が良かったのでしょうね。

オール・マホガニー時代のカスタムは紛れも無く 「超ヴィンテージ」 ですから
家宝の掛け軸みたいなもので大師匠のおじいさま。という感じ。
もちろん値段も尋常ではありません。
仮に入手しても酒を飲むようなところに持って行けるはずもありません。

現実的なのはやはり再生産カスタム。
ウッドストックでロックの時代が最盛期を迎えたときのリアルタイムですから、
それはそれでありがたいものであります。

しかしながら 私は

 「レス・ポール・カスタムを持っている。」

ということ自体が弾き手の魂の強さを表しているような気がします。

この豪華なギターを弾いている人はみんな自信に満ち溢れているように見えます。
キッスのエース・フレーリーとか、ストーンズのキース・リチャーズとか、
ランディ・ローズとか、ザック・ワイルドとか・・・。

ジミヘンもそうだし、
歪んだ音でチョーキングした一音には宿る魂が尋常ではなく、

 最高のどや顔で、 どないダ!!!!

というスタイルが最も似合うギターのひとつのような気がします。
(スゴい偏見ですが・・・。)

そんなギターが似合う男になりたいものです。


今回のカスタム・ショップのモデルはオーバーホール&セットアップで
お預かりした1本ですが、さすがにいい音します!

画像




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 11

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのトラックバック