Teisco Del Rey

こちらはテスコ・デル・レイの E-112N。
おそらく60年代の後期のものと思われます。

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ビザール・ギターのブランドでは大変有名な 「テスコ」。
グヤトーンと並び、1960年代(昭和30年代)のGS全盛期には
ずいぶん活躍したブランドです。

当時、楽器店に行くとフェンダーやギブソンなどはあったかもしれませんが、
それはかなりのおぼっちゃまか、かなり本気で音楽をしていた方のもので
一般市民にはあまりにも現実的では無い値札が付いていて
ガラスケースの中を覗き込むのが精一杯だったことでしょう。

今では10代の初心者でもギブソンのギターを持っていたりする時代で、
昭和のギター・キッズには考えられないことだと思います。

そういう昭和のギター・キッズにとって最も身近だったのが、
「テスコ」や「グヤトーン」など国産のブランドだったと思います。

今では 「ビザールギター」 という分野に区分けされるブランドで、
当時の精一杯の技術で製作されていたギターたちは
今見ると決して完成度の高いものではありませんので、
i Pad に スマートフォンの現代の若者たちは

 こんなの使いモノにならないよ。 
 弾きにくい上にロクな音がしないゼ。

とか思う方もおられると思いますが、

激動の高度経済成長時代だった昭和30年代の若者を元気にさせていた
ビザールギターは本当にリスペクトすべき存在だと思います。
当時の楽器製作に携わっておられた方々の情熱は本当に素晴らしいです。


今回の 「E-112N」 というモデルは 「テスコ・デル・レイ」 と言って
「テスコ」 の輸出ブランドのモデルです。

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当時のエレキブームは日本にとどまらず、
アメリカやヨーロッパも爆発的なブームでした。
その波に乗ったテスコは1965年にアメリカの WMI という卸商社と提携し、
たくさんのギターを輸出しました。

60年代のブルースの映像なんかを観ていると
黒人のブルースマンが日本製のビザールを弾いているのをよく見かけます。


何やらハムバッカーのようなピックアップが1つだけマウントされています。

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「SPECTRUM」 「BASS」 「TREBLE」 と記されているのが
デザイン的にもとてもインパクトがありますが、
バラしてみると当然のようにシングルコイルでした。

この時代のビザールギターはハムバッカーと見せかけて
実はシングルコイルというのは珍しいことではありません。

これと同じピックアップを2つ載せたモデルや
4つも載せたスゴいモデルもあります。

これだけボディに大きいザクリがあればピックガードごと換えれば
ピックアップはいくつでも載せられそうですね。

どんなジャンルの音楽に合うのやら・・・。

7/6 Teisco Del Rey E-112N 1969年 デビューしました!



テスコのように世界へ羽ばたきたいものです。
それにはやっぱりもっと英語をしなくてはなりません。

よし!オレンジとリンゴの会話でも聞いて英語を勉強しよう!




 

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