スーパー・グレードな夏休み

こちらはフェルナンデスの FST-120。
石ロゴ期 1978年製のスーパー・グレード!

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この類のギターは昔の国産の良さが理解できる方にしか
全く魅力を感じられないと思いますが、
その「分かる方」にとってはこれを一目見ればどれほど瞳が輝くことか!

今ではヨーロッパやオーストラリアなど
世界中のギターを第三者的に評価している海外の人の方が
青い瞳がキラキラと輝くことでしょう。

実際、この類のギターをWeb上にアップすると
海外のギターショップから

 コレハ イクラ デスカ!

とたくさんのオファーを頂きます。

おかげでギターを通じて海外にもたくさん知り合いがいます。

ここのところの凄まじい円高で高い日本のギターには手が出ないのか、
はたまた日本のギターは放射能に汚染されているかもしれない。
と警戒されているのか、
ここ最近は海外とのやり取りがずいぶん静かになってしまっています。

ギターが売れる売れないよりも
ただでさえ遠い彼らとの距離が更に遠くなった気がして、
それがとても寂しいです。


さて、今回の Fernandes FST-120 1978年ですが、
お客さまからのオーバーホール&セットアップでお預かりしたギターで、
残念ながら値段をつけてデビューすることはありません。

まだリバイバル・シリーズが始まる前の
ヘッド・ロゴが漢字の 「石」 に似ていることから
「石ロゴ」 とか 「石ナンデス」 とか呼ばれる時期のモデルですが、
実に素晴らしいの一言です!


本家のフェンダーにとってはストラトキャスターと言えば、1種類しかありません。

しかし、当時の国産ブランドのストラト・モデルといえば、
塗装を含む仕様や採用される材、パーツなどによってグレードがたくさん
細分化されていましたので1種類ではありません。

この時期のフェルナンデスの 「FST(ストラト・モデル)」だけでも
FST-120、105、100、90、85、75、70、65、60、55、50、

何と11種類もありました。

70年代当時のギターキッズのほとんどはこれだけのグレードの種類を
見分けて吟味することはほぼ不可能だったでしょう。

スモール・ヘッドとラージ・ヘッドぐらいは見分けられたかもしれませんが、
きっと全部同じに見えたことでしょう。

 憧れのクラプトンやジェフ・ベックが弾いているギターの形だ!

これだけだったのではないでしょうか。


もちろん現代のようにヴィンテージ・シリーズみたいな
本物のフェンダーのリイシューさえ無かった時代です。

ストラトの顔さえしていたら満足ですから
やはり安い FST-50か、FST-60 が最もたくさん売れたと思います。

その中で最上級だった FST-120 をわざわざ選ぶのは、
当時よほど本気で音楽をやっていた方か、こだわりのキツい方か、
かなりのボンボンしかなかったでしょう。


FST-120 のスゴさが少しは伝わったでしょうか・・・?


ヘッドロゴは 「石ロゴ」 Super Grade

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ペグはシャーラー社製。

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ボディはシルバーハート単板。接ぎは一切無しの完全な1枚もの。
塗装は特殊ハケ塗りVXS仕上げ。

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HAND MADE Super Grade
FERNANDES ERECTRIC SOUND RESEARCH GROUP
このプレート自体、滅多にお目にかかれません。

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もはや本家のストラトキャスターなど、とっくに超えてしまっています。
永い間眠ってしまっていたようですが、完全復活しました!

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お盆休みをいただいて、しばらく楽器から離れておりましたが、
本日から仕事モードに戻りました。

今年の夏も娘たちの夏休みに付き合わされて色んなところへ行きました。
娘たちにもできるだけ夏休みらしいことを経験させて
思い出を残して欲しいと思いました。


今年も早朝のラジオ体操に参加しました。

プールや海で泳いでずいぶん日焼けしました。

東映太秦映画村に行って仮面ライダー・オーズやプリキュアと握手しました。

故郷へ墓参りに行きました。

滝へ行ってスイカを冷やして食べました。

地域の夏祭りで娘とバンドを組んで出場しました。


たいていの場所では
私と同世代の30歳代~40歳代の親と小学生の家族ばかりです。

いずれ子どもたちが育っていくと
こんな夏休みの過ごし方に付き合わせてもらえなくなるでしょう。

だから今のうち!とばかりに子どもたちのために時間とお金を使います。
私たちはそういう世代なのです。

かつて自分が小学生だった時代の目線に戻れる時間は
今しか無いのかもしれません。(焦ってきた・・・!)


お盆も過ぎて今年の夏を振り返ってみると・・・。

やはり娘とバンドでライブできたのが一番だったかな。
スタジオも初体験させてやれたし、
普段のブルースよりもたくさん練習しました。


その次は仮面ライダーとプリキュアに握手してもらったのが嬉しかった!
これは毎年行ってますが、とても嬉しいです。

もちろん中はどんな方が入ってるのか知りません。
しかし例えかわいいプリキュアの中にヒゲのオッサンが入っていたとしても
(できればそうで無い方が嬉しいですが・・・。)
ヒーロー&ヒロインと握手するのは何歳になっても嬉しいものです。

他の来場者を見てもみんながみんな100%嬉しい笑顔になっています。
みんな心から幸せそうに見えます。

握手やハグには知らない人同士でも一気に距離を近づけるパワーが
ありますので、とてもいいものです。

私の場合、会社勤めもしていないので
バンドのライブが終わった直後なんかにしかする機会が無いのですが、
たいていはブルースのおじさんが相手です。

もちろん、それはそれで嬉しいのですが、
ヒーロー、ヒロインとの握手はその瞬間自分が子どもだった頃の目線に
戻れて何か別のパワーを頂けます。

これは何なんだろう・・・。これが憧れなのか・・・。

中の方は暑い中大変だと思いますが、とても夢のあるお仕事です。


そして彼らは颯爽と去って行きました・・・。
おっと!あわててコケるなよ・・・!最後までカッコよくいてくれ!

子どもたちに素晴らしい思い出をありがとう~!

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