Gibson ES-345TDSV

こちらは Gibson ES-345TDSV 1976年。
335の上級モデルにふさわしい貫禄です。

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ギブソンのセミアコを代表する3兄弟。

 ES-335 ES-345 ES-355

3兄弟でも最も人気があるのはやっぱり ES-335 です。

335こそ、「ザ・セミアコ」って感じですが、
今回の ES-345TDSV は 335 の上級モデルです。

基本的な仕様は335と同じ。
ボディ内にセンター・ブロックを持つセミアコですが、
見た目の装飾がグっと派手になっています。

ハードウェアはゴールドで統一。
指板のポジション・マークは菱形が2つ並んでいるダブル・パラレログラム。

それにコントロール部に一際目をひく、バリトーン・スイッチ。
私は勝手に 「こたつ・スイッチ」 と呼んでいるのですが、
(熱さを調整するツマミに似てるので。)


このバリトーン・スイッチって何なの? とよく質問されます。

これは 1~6 の顔を持つ六面相です。(サウンド的に。)

「1」 はバイパスで、ES-335 と同じ状態のノーマル・サウンド。
あと 「2」~「6」は 低音域を順にカットしていくシステムになっています。

パっと音を聴くと単純に音をショボくなっていくように感じるかもしれません。

しかし、ギブソンがわざわざ音をショボくするスイッチを付ける訳がありません。

実際、私自身も永く ES-345TDSV を愛用してきましたが、
バリトーン・スイッチは結構使い方次第で良い面も持っています。

セミ・ホロウ構造でハムバッカーを搭載するセミアコは
フルアコとソリッドの中間でいい所取りをしています。

サウンド的に大味で丸く暖かいホロウの鳴りと芯の強いソリッド感の両方を
持っているということなのですが、
これはファンキーなカッティングなど繊細なプレイには不向きです。
(めっちゃ上手い人は関係ありませんが。)

そんな時に活躍するのがバリトーン・スイッチです。
これで低音域をカットすることで、まるでシングルコイルのようなサウンドや
フェイズ・アウトしたようなサウンドを瞬時に出すことが可能なのです。


今回の '76 ES-345TDSV のシリアルナンバー 「00105484」。

私の愛用する ES-345TDSV も同じ1976年。
シリアルナンバーは 「00105332」。

その差 「152」! これには驚きました!

およそ37年前に同じ船に乗って遠く離れた東洋の国ジャパンまで
やって来たに違いありません。

日本に渡ってから様々なオーナーのところで可愛がられてきた
この2本は全く異なる人生(ギター生)を歩んできたことでしょう。

それが今 ライトニンで仲良く並んでいます。

 「キミもあの船乗ってたんかい!」
 「お互い、歳 取ったのぉ・・・。」

何か同級生の会話が聞こえてきそうです。





こちらは Greco EG500GS 1979年。
レス・ポール・デラックスのモデルです。

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レス・ポール兄弟の中でもシブいところを突く

 Les Paul Deluxe

レス・ポールがデビューした50年代初期の姿を彷彿とさせる
ゴールド・トップのボディには ソープ・バーの P-90 ではなく、
ミニ・ハムバッカーがマウントされています。

この 「ミニ・ハムバッカー」 というのがミソで、
なかなか個性の強いピックアップです。

ミニハムで他に思い出すギターと言えば、
ギブソン・メイド期60年代のエピフォンか、
ピックギターにフローティングで付けてあるタイプです。
(ジョージ・ベンソンとかジョニー・スミスみたいな。)

これはハムバッカーでありながら、強力に太くないシャープな音で、
シングルコイルの P-90 と通常のハムバッカーの間みたいな印象です。

私は60年代の Epiphone Caiola Custom を愛用していますので、
ミニハム大好きなのですが、パキーン!とした抜けの良い音たまりません。

レス・ポールのような王道のモデルにはあまり食いつかない私も
このレス・ポール・デラックスは別です。


今回のグレコの EG500GS はかなりレアな逸品です。
国産のレス・ポール・デラックスはめったに見つけられないと思います。

1979年に富士弦楽器で製作されたモデルですが、ロッドカバーはベル型。
これはグレコでも最も完成度が高いとされる
1980年スーパーリアル前期の仕様です。

塗装の剥がれなど、ルックスはややくたびれていますが、
激シブ・モデルに仕上がりました!






こちらは Ibanez MC924 1980年代。
スルーネック構造の高級ベース。

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「Ibanez」 は日本製でありながら海外の方が人気のあるブランドですが、
この MC924 を見ればそれも理解できる気がします。

MC924 はとことん機能性を高めたモデルで、ある意味最強だと思います。
どんなジャンルでもかかって来いです。

厳選された強力に良質な材。
スルーネックの強力なつくり。
強力なプリアンプを搭載。

まさにアメリカ人好み。

フェンダー、ギブソンが大好きな日本人には
全くヴィンテージ・スタイルでは無いこのモデルには興味の無い人も多いでしょう。


今回はオーバーホール&セットアップでお預かりしました。

ベースは弦代、フレット磨り合わせ込みで1万円で承っております。

可能な限り新品時のルックスに戻して
最高のポテンシャルを引き出したコンディションにしてお返しします。


今回の MC924 もすっかり甦りました!
これからバリバリ活躍してくれると嬉しいですね。




こちらは Stafford SAD-1000 Custom

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クロサワ楽器店さんのオリジナル・ブランドであるスタッフォード。

この SAD-1000 Custom は
まさにギブソンの J-45 を意識したモデルだと思いますが、
元々アンプで鳴らすことを想定して設計されたエレアコです。

アコースティックギターのサウンドを大きな音で鳴らすには
マイクで生音を拾ったり、後付けのピックアップを付けたり、
様々な方法がありますが、
ハウリングの兼ね合いや如何に自然なアコースティック・サウンドを出すかで
それぞれに良し悪しがあります。

この SAD-1000 Custom は そういった意味でも大変優秀なモデルです。

生でよく鳴るギターでアンプにつなぐ気がしないぐらいです。





こちらは Fender USA の Precision Bass。

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残念なことに12フレット辺りのハイ・ポジション以降が全てビビビビで、
もはや音階が変わらないレベルにまで重症化してしまっています。

いわゆる 「元起き」 というやつで、
トラスロッドを締めても全く解決になりません。


これはネック・アイロン・ヒーターの出番です。

ローズ指板の接着を一度溶かして、クランプでネック矯正した上で再接着。
歪みの具合は様々で1回ではなかなかきれいにいきませんが、
何度か繰り返して少しずつ矯正します。

フレットの浮きを修正した上で磨り合わせて仕上げます。


時間は掛かりましたが、うまくいきました。

なかなか良い個体です!






こちらは Squier のジャコ・パス・モデルです。

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フェンダーの弟ブランドであるスクワイアー。

お手頃価格で手に入るフレットレス・ベースです。

フレットレスはピッチに不安があると思いますが、
このモデルのように指板上にフレットの線が引いてあれば大丈夫です。

しかしながら

 フレットレス・ベース=ジャコ・パストリアス

というイメージは本当に強いですね。

ジャコ・パスが亡くなったのは1987年ですからもう26年にもなるのに。

36歳という若さで亡くなってしまったジャコ・パス・トリアス。
それだけ偉大なプレイヤーだったのですね。

 よし!このベースでジャコの遺志を引き継ごうではないか!

という方はいらっしゃいませんかね?






こちらはヤマハのレス・ポール・スタンダード・モデル 「LP600」。
1984年~85年のみ発売されたモデルです。

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この 「LP600」 というモデル。

一見普通のレス・ポール・スタンダードに見えますが、
実は若干のこだわりがあります。

通常のレス・ポール・スタンダードは
ボディ・バックにはマホガニー材。トップにはメイプル材。
という組み合わせになっています。

これは国産モデルでもほぼ守られている組み合わせです。

しかし、この LP600 は 全てマホガニー材で構成されています。

これはレス・ポール・カスタムの仕様です。

ヤマハは80年代にこういったコピー・モデルを発売していましたが、
数あるレス・ポール・モデルの中に1つこういった種類のモデルが
ラインナップされている辺りにこだわりを感じます。

まあ、どうでもいい話なんですけどね・・・。


今回、レス・ポールのモデルでギターを始めたい。
という16歳の女子高生が来てくれたので、
予算も含めてあえてこのシブいモデルをお薦めしました。

何日か時間を頂いてバラしてセットアップしましたが、
ちゃんと整えてやると本当に良いギターになりました。

うちに来た時はぶっといフラット・ワウンド弦が張ってありましたが、
.009 のラウンド弦を張って、
すっかり優しいギターに生まれ変わった気がします。

約30年もの間に数々の曲を弾いてもらってきたこのギターが
全くの初心者である彼女に簡単なコードから順に教えてくれることでしょう!



今回は ES-345TDSV が登場しましたので、
やはりこの方に登場してもらうしかありません!



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